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ブラックハット


Ⓒ2014 UNIVERSAL STUDIOS

BLACKHAT(2014)

監督:マイケル・マン

アメリカ

出演:クリス・ヘムズワース

香港の原子力発電所がメルトダウン寸前に陥る。

冷却装置が急に停止してしまったのだ。

原因はハッカーによる襲撃。

発電所の管理プログラムに侵入して、冷却ファンを破壊したのだった。

近年、世界中に原子力発電所が作られ、中国でも10箇所以上が稼働している。

日本では東北大震災で福島第一原子力発電所がメルトダウンをおこした。

原因は違うが、放射能のという目に見えない恐怖が引き起こすストレスは、計り知れない心労を我々に突き付ける。

しかもこの映画ではハッキングという人為的な悪意だから性質が悪い。

インターネットの発達によって、今では世界の情報環境だけなく施設の管理環境にまでつながることが可能になった。

時計型や眼鏡型の端末もあり、装着しているだけで脈拍なども管理できる。

極端に言えば、他人の身体状況も地球の裏側からアクセスすることができるわけだ。

なんだか体の中を眺められているようで、あまり気分がよくない(私はだが…)。

ただ、情報を簡便に共有できることの利点は多様にあるわけで、それによって現代社会は私の子どもの頃とは全く違ったものになって来た。

そんなインターネット社会で登場したのがハッカーたちだ。

ただ、悪意を持った者たちはクラッカーと呼ばれるらしい。

本来ハッカーとはコンピューターや電気回路などに精通している人のことを指し、破壊や情報操作を悪意で行う者はクラッカーとして区別すべきだという考えがある。

この説明を知って納得したことがある。

それは、以前からハッキングコンペというものがあって、私は「そこにやって来る奴らを捕まえればハッカーを一網打尽にできるのは!」と思っていたのだった。

そうね…。そういうことなのね!

(^_^;)

本作では、原子力発電所にハッキング(本文ではそのままハッキングという言葉を使っていきます)をしかけた犯人グループを摘発するために、中国のサイバー防衛の責任者とFBI捜査官がタッグを組む

真意のほどは知らないが、アメリカは「中国からサイバー攻撃をかけられている」と言っているのだから皮肉な話だ。

しかも、中国の責任者の要求は「連邦刑務所に収監されている男を釈放し、今回の作戦に参加させろ」というものだった。

それというのも、今回ハッキングに使われたプログラムは、中国の責任者がアメリカに留学していた時の“同僚”が作ったものの亜種だったからだ。

その“同僚”こそが収監されている男。

中国とアメリカ、捜査官とハッカー、そして犯罪者だが天才プログラマーの男。

二転三転するアクションムービーの結末に待っているものは何か?

5月8日(金)より、TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて公開!

ブラックハット公式サイト:http://blackhat-movie.jp/


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