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ted2


Tippett Studio/Universal Pictures and Media Rights Capital

ted2(2015)

監督:セス・マクファーレン

出演:マーク・ウォールバーグ、セス・マクファーレン、アマンダ・セイフライド

R15+

モフモフ野郎が帰ってきた。

しかも今回は結婚するという。

もはや何でもありになってきた。

もともと何でもありなんだが、こうなったら行くところまで行って欲しい。

相変わらず、酒、たばこ、マリファナに心酔するヌイグルミのテッド。

中年とはいうものの、見た目がモフモフなので年齢なんて分からない。

そんな彼が結婚した。

めでたい!

しかし、一年もすると殺伐とした夫婦関係が待っていた。

それを何とかしようと考えた挙句、たどり着いた方法が「子どもを作る!」ことだった。

う~む、可能なのか?

そこで彼らは、精子バンクを利用することになったのだが、さらに障害が現れる。

それは、この婚姻関係が法律的に成立しているのかという難題だった。

やがてその問題は、テッドが「人」なのか「物」なのかへと展開していく。

「人」と「物」の違いは何か?

「人」は生命体であり、「物」は生命体ではない、または、「人」は種として増殖可能であり、「物」は自身での増殖は不可能であるなど、色々な考えがあるだろう。

ただ、この問いは現代社会において、少し重要なものとなってきている。

なぜなら、人工知能が登場してきたからだ。

今のところ、コンピューターは「物」であり「人」がプログラムで指示しない限りは、それ以上のことはしない(…はず。たまに想定外のことをやるが…)。

しかし処理速度は、もはや「人」を軽く凌駕している。

「物」であったコンピューターが「人」を超えた存在となるのは時間の問題のような気がする。

人工知能とは何かというと、ハード上はコンピューターに内在する一つのプログラムということもできるだろうが、そこに自己学習や修正の機能が備わっているものということができるのではないだろうか(専門外なので適切な指摘ではないと思う)。

これまでのコンピューターのように、指示された事柄だけをこなしている存在ならば、人工知能は「物」として扱うことができるだろう。

しかし、人工知能が「人」と同じように自発的な判断をし、工夫し、状況や事態に適応する存在となった場合はどうだろうか?

それでも「物」だろか?

こうしたテーマは、これまでのSF作品でも数多く描かれている。

ひょっとしたら『ted』という作品は、おバカな展開を見せながらも、そもそも「人」という存在は何かへと導いてくれるのかもしれない。

考え過ぎ?(^_^;)

さあ!それを確認するためにも、みんなで観よう!

Tippett Studio/Universal Pictures and Media Rights Capital

8月28日(金)より、名古屋ミッドランドスクエアシネマ他にて、全国ロードショー!

ted2公式サイト:http://ted-movie.jp/


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